不可避の朝焼け

眩神教の最高神官にしてヴァグナリウムの英雄。「不可視の夕暮れ」の幼馴染だが、殺し合う運命となる。
「お前たちの結び目と違って、文字は片手で記すことができる。より多くの複雑な情報を結晶化できる。より多くの強大な光を、反射させ、増幅することができる!」


容姿

  • 短髪。ミウアイ族に育てられていた頃は伝統的な長髪と結びをしていた。
    • 逆に昔グレて短髪にしていた“不可視”は現在ミウアイ族の長髪と結びをし、「その髪型、あんなに嫌がっていたのに。アイナントゥ」と言われる
  • 左手が義手。
  • “不可視”曰く「朝露に濡れる若葉のように硬質でひんやりした男」(ミウアイ族は触覚を重視して語る為、色に関する具体的情報が少ない)
  • 金髪でキリッとしている(←“不可避”によく似た男の子の人形の容姿)
  • いつも眩神教の白い法衣を着ている。

戦闘能力

  • 左手にはヴァグマニオン(星石)を動力源とする義手をつけている。太陽の光を増幅して魔力を得るものなので暗闇を恐れる。夜が来る限り「まだ暗い…」と言うのもこの為。
    • 蓄光できるので暗闇で即無力化はしないが、大幅に弱体化してしまう。逆に、快晴の空と昇る太陽の下で戦うと最強の男となる


生い立ち

  • 本名バルメリアス=バビュロス。ヴァグナリウムの名門貴族の家に生まれたが幼い頃に「不吉な兆し(左利き)」を発現したために森に棄てられ(遺伝的に右利きしか産まれないとされる家系だった為に、左利きの彼は不義の子だと疑われた)ミウアイ族に育てられる。
  • 「ハルメリ」とミウアイ語風の名に変わった彼は自分の居場所を獲得する為に努力し優秀なミウアイ族となるも、事故(詳細不明。原因を作ったのはアイナントゥ)で左手を失い紐を結べなくなり、ヴァグナリウムだけでなくミウアイ族の中でも「異端」となる。
    • この時アイナントゥは「二人でヴァグナリウムに行こう。向こうならお前の左手を治せる技術がある。こんなミウアイの村にいるより幸せだ」とハルメリに言うが、彼が欲しかったのは「俺が側にいて一緒に紐を結ぶから今のお前でも大丈夫だ」の言葉だった。
  • ヴァグナリウムでもミウアイ族でも「異端」となった彼は、ミウアイ族の文化や伝統を軽視しミウアイ族という居場所も要らないと言うアイナントゥに憎しみを抱く。
  • ある時、アイナントゥと話している際にミウアイ族が「結び木」に使用している「星石」がヴァグナリウムの光力の源「ヴァグマニオン」と同一であり、極めて純度の高いヴァグマニオンが村の地下に大量に埋まっていることも知る。
  • 彼はその「発見」を携えヴァグナリウムに帰還。不吉な兆し(左手)をそぎ落とし、光(星石)と叡智(星石=ヴァグマニオン)を携えて暗い森から帰還した【英雄】となる。
  • そしてヴァグナリア閃光紀元2749年の春、ミウアイの村人一同が会する「花祭」の日にミウアイの村は焼き滅ぼされる。
    • 村の焼き討ちには「花祭」がちょうどいいという情報を教えたのは彼。その日は反抗期のアイナントゥが祭りに参加しない事を分かっていたから。
  • ハルメリはミウアイ族の印である長髪と結い髪をばっさり切り落とし、燃え上がる集落と共に燃やして去る。


眩神教最高神官「不可避の朝焼け」として

  • 【英雄】バルメリアス(ハルメリ)はヴァグナリウムに帰還し、眩神ヴァグナから神託をうけた女帝ゼゼルカリスタ4世により、長らく空位であった最高神官(日輪12条)に任命される。(「眩神教」の項参照)
  • “不可避”は皇帝が女性である事に「女なら僕が簡単に篭絡できるかもしれない…」とも思っていたが、初めて謁見した女帝が年端も行かない少女(一番苦手な相手)だったので狼狽した。それでも現在“不可避”は幼い女帝を実質支配している。
  • 女帝に対し「子供のお守りは疲れる」と思いながらも、町で彼女に似ている人形を見かけ「これゼゼルが喜びそうだな…」と凝視してしまう程度にはほだされている。
  • “不可視”がゼゼルカリスタ4世を「多くの人間を殺しながら、自らは武器の重みを知らない滑らかで冷たい手をしているんだろう。悲しみで声を震わせたこともなく、優しさが乗らない口調で語るのだろう」と思っているのを聞いた時は反論している。

    不可避「見た事もないのに勝手を言うな。皇帝はお前が思うような姿ではない」
    不可視「見た目が本質と何の関係がある。俺は暗闇で感じ取れるものしか信じない」
    不可避「しばらく見ないうちにお前もすっかりミウアイ族だな。そういう所が嫌いなんだ」

アイナントゥ(不可視の夕暮れ)に対して

  • 「不可視の夕暮れ」の真名を正しく発音でき、魔術紐についても「ああ、そんな結びは考えもつかなかった。やはり君は僕が見たミウアイ族の誰よりも才能がある」と評価している。(その上で殺し合う)
  • 戦闘中に“不可視”の腕を折り「紐を結べなくなったあの時の僕のみじめさが分かるだろう!」と言うが、その時の“不可視”の隣には一緒に紐を結んでくれる籠々狐がおり、もう孤独ではなくなった“不可視”に対し“不可避”は激怒する。
  • 他に「ミウアイの村に最初に火をつけたのはお前だ。僕でもヴァグナでもない、お前の叡智の光だ!」等、“不可避”の傷を抉ってくる発言をする。
    • “不可避”は“不可視”の復讐心を自分に向ける事で自身の孤独を埋めているので、“不可視が”「これは個人的な復讐ではない、ヴァグナを止めないと世界が危ないからだ」という思考に向かないために必要以上に悪を演じている(その呪いは籠々狐が解いてくれる)。
  • かつては“不可視”に「ハル(ミウアイ語で“木漏れ日”)」という愛称で呼ばれていたが、「不可避の朝焼け」となってからは「もはやミウアイ族には森も木陰もないのだから、もう僕は木漏れ日ではない。その名で呼ぶな」と“不可視”に言う。

部下について

  • 「平民出の叩き上げのオッサン」ことルスロが最も使える部下である。ルスロの階級は日輪4条。

    「日輪12条のお偉い坊ちゃんが、俺みたいな4条程度の卑しい犬を飼ってて女神様に怒られませんかね」
    「日輪12条だからこそだ。4条もあればヴァグナ(16条)に届く」

    • 他にも“不可避”が「子供(幼い女帝)のお守りは疲れるんだ」とこぼすと、「オレの方がアンタのお守りで疲れるよ」と突っ込む。


その他

  • 挨拶代わりに互いの髪に触れるミウアイ族の中で育った為、他人に触れる事が無礼なヴァグナリウムにおいて“不可避”は(性的な意味でなくても)人に気軽に触れないストレスを抱え込んでると思われる。
  • 黒川氏曰く「“不可避”は常に自分の居場所を求めている男」。闇の中にかすかに灯るともしびのように“不可視”の周りに人が集まる事が“不可避”には許せない。彼にも本当は居場所はあるのだが、「日輪12条」といった強い肩書きの光があるせいでなかなか気付けない。
  • “不可避”は自分の真名を生来の名である「バルメリアス」だと思っているが、“不可視”が瀕死になった際に自分の魔力の大部分が使えなくなっている事に気付く(この世界では真名を呼べる者がいなくなると魔力を失う。詳しくは「世界概要」参照)。

「馬鹿な…。『バルメリアス』よりも『ハルメリ』の方が、僕の魂に深く刻まれているのか…?生来の名よりも、ミウアイの村で戯れにお前に付けられた、こんな卑小な名前の方が…!許さない…アイナントゥ…!」

    • 「不可避はこじらせてます」by黒川氏

  • 加熱調理が好まれるヴァグナリアからミウアイに来た際に「食べ物って火を通さなくても食べられるのか…」と感想を漏らしている。なお現在は食事もままならないほどの多忙な日々を送っている模様。


黒川氏発言より

・眩神教の最高神官で、”夕暮れ”の幼馴染です。「我らが幼き頃は、光もなかった。だから我らを隔てる世界の輪郭も視えはしなかったのに…」と言って殺し合い
・やっぱり砂漠の大都会ヴァグナリウムだと魚は高いですし、ハルメリくらいの貴族だと切り身で泳いでると思ってそうですね、子供の頃は…
・ヴァグナリアは加熱調理されたものを好みますが、不可避はウィダーinゼリーで錠剤流し込んでそうなイメージがあります(忙しくて)。
・「バスガス爆発」ってヴァグナリア語としてとても強いですよね…語頭含め、濁音が三つも入っています!こういう呪文、不可避は噛まずに言える(ように努力をした)と思います。


編集者向けコメント

  • こちらも「不可避の朝焼け」のみで項目を立ててはいかがでしょうか? --- 久住凛 (2017/01/04 08:51:13)
    • 修正します。 --- みけ (2017/01/04 21:12:24)

コメントを投稿するには画像の文字を半角数字で入力してください。

投稿済みコメントに返信する場合はコメントを選んでから投稿してください。


画像認証

  • 最終更新:2017-10-13 21:26:13

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード