ヴァグナリウム
夜でも煌々と光を灯された”眩神ヴァグナ”の座す平原の大都市。
- ヴァグナリア人は「神聖都市ヴァグナリウム」と呼び、“不可視の夕暮れ”は「光の邪神ヴァグナの魔都市」と表現する。
- より客観的視点で表記するならば「眩神ヴァグナの魔術都市」となる。
概要
- 森を切り拓いた都市(≒砂漠)で、人工的。人々は夜を昼のように輝かせ、川の流れを曲げ、高い塔を建て、自然に逆らう事ができる。
- 中心から放射状に大道路が走り、これに沿って支配領域を広げている。また、この道路そのものが魔法陣となっている。
- ヴァグナリウムの中心部と周辺部では景観に違いがある(同じ「東京」でも新宿と奥多摩があるようなもの)
- その人口と文明を支える為には莫大な光力と知識が必要で「ミウアイの結び目と違って、光がなければ我らは文字を読む事もできぬ」という彼らの正義がある。
政治
現皇帝はゼゼルカリスタ4世。まだ幼い女性のため帝配(夫)の座は空位である。
文化・信仰
主な宗教は眩神ヴァグナを主神とする一神教「眩神教」。人々の思想信条や行動も眩神教の教えに基づくものが多い。
- かつて科学を愛したヴァグナリア人は、この大地が平らではなく、太陽をめぐるちっぽけな球体であること、その太陽も夜の無数の星々と同じ恒星の一つに過ぎないことに気付く。さらに天の川を見て自分たちがいかに銀河の中心からかけ離れた昏い辺境にいるかという事を知る。
しかしその知識は彼らの精神では到底耐えられるものではなく、銀河の辺境のちっぽけな存在だと無情に突き付けてくる星々の配置を消し去り、夜の孤独を忘れさせてくれる閃光への信仰(眩神教)を必要とした。
籠々狐「かつて儂が神だった頃は、銀河の果ての音まで聴けた…ヴァグナ以上に喧しく輝く光など無数におったわ。しかしな、銀河の無数の恒星の中で、儂が心惹かれるのはヴァグナだけじゃ」
不可視「おれは宇宙の話を聞かされているのか、それともジジイの惚気話か」
- 来るべき時までは地動説→天動説に移行しようとするが、これによって文字が魔力を失い始める。
(ヴァグナリア文字は大地が太陽の周りを回っている事を象った文字で、本質を忘れ去られた文字はただの記録のための記号になってしまう)
- 来るべき時までは地動説→天動説に移行しようとするが、これによって文字が魔力を失い始める。
- 「ヴァグナリア閃光紀元」という暦を使用。
- 他人に触れる事は「(瞑神ローロンガが眩神ヴァグナにそうしたように)許されない」行為。
- 暗い夜を非文明的であると考え、昼のように煌々と照らす。セックスの際も明かりは消さない。
- 自分達の住む地を「中心」と考えている。
- 眩神教の本拠地には大図書館禁書室がある。
- 砂漠の大都会である為、魚が高価。
- 料理は加熱調理されたものが好まれている。
黒川氏発言より
・”眩神ヴァグナ”の座す魔術都市ヴァグナリウム
・魔都市ヴァグナリウムには「眩神ヴァグナ」という光の邪神がおり
・…という設定(注:ヴァグナリア人が眩神教を必要とした理由)は、僕が愛媛の辺境で、東京という中心からの距離に絶望していた子供時代に、実はその東京すら地球上では極東の辺境であり、さらにその地球も銀河の辺境である。と知って絶望しすぎて学校を休んだ記憶から来ています。識ることは恐ろしいことですね…
・やっぱり砂漠の大都会ヴァグナリウムだと魚は高いですし、ハルメリくらいの貴族だと切り身で泳いでると思ってそうですね、子供の頃は…
・ヴァグナリアは加熱調理されたものを好みますが、不可避はウィダーinゼリーで錠剤流し込んでそうなイメージがあります(忙しくて)。
編集者向けコメント
- 最終更新:2018-06-30 13:27:21